中級者から上級者まで必見「ヴェニーズワルツ」の特徴と踊るコツ

社交ダンスには、「ワルツ」とそして、「ヴェニーズワルツ」があります。「ワルツ」はゆったりとしたスローワルツですが、「ヴェニーズワルツ」はテンポの速いワルツです。「ヴェニーズワルツ」のテンポは1分間に58小節です。ほぼ、1秒間に1小節分、ステップしなくてはならないので、いかに早いかが分かります。

「ヴェニーズワルツ」は競技会において、最終予選辺りから種目に加わってくるなど、上級者向けの踊りです。そのため、スタンダードを踊られる方でも、普段からあまり踊りこんではいなく、あまり馴染みがないかもしれませんん。

「ヴェニーズワルツ」て早くて難しそうだなぁ。

「ワルツ」と違うのは分かるけど、どうやって踊ればいいのかな?

「ヴェニーズワルツ」をいざ踊るとなった時、どのようなテクニックを使い、何を意識して踊ればいのでしょうか。

今回はそんな「ヴェニーズワルツ」の特徴や踊るためのテクニックや知識を紹介していきます。

「ヴェニーズワルツ」とLOD(Line of Dance)

社交ダンスにおいて、LOD(line of dance)とは、フロアを踊る線のことです。フロアを上からの見た時に、反時計回りに踊っていきます。 

社交ダンスの特に、スタンダードを踊る上で、守らなければいけないマナーがあります。それが、LOD(line of dance)です。社交ダンスは、基本的に複数のカップルが、一緒に踊るダンスなので、フロアを好き勝手に動いてはいけません。LODとは、社交ダンスにおける、交通ルールのようなものです。フロアを、反時計回りに踊っていかなければなりません。

「ヴェニーズワルツ」は、そのLODの考え方が、他のスタンダード4種目と比べると少しだけ違います。「ヴェニーズワルツ」はカーブを描きながらLODを円として捉えて踊ることが重要です。他のスタンダード4種目はコーナーで直角にLODを変えながら踊ります。

「ワルツ」「タンゴ」「スローフォックストロット」
「クイックステップ」」におけるLOD
「ヴェニーズワルツ」におけるLOD

「ヴェニーズワルツ」を実際に踊ってみると、自然と上の図のようにLODを円で捉えて踊っていると思いますが、偶然できているのと意識しているのとでは、確実性が変わってきます。「ヴェニーズワルツ」と、他のスタンダード4種目のLODの捉え方の違いは、いつも意識して踊ってください。

「ヴェニーズワルツ」におけるナチュラルターンとリバースターンの踊り方

「ヴェニーズワルツ」はナチュラルターンとリバースターンの連続をメインにして踊っていきます。そこで、「ヴェニーズワルツ」におけるナチュラルターンとリバースターンについて、詳しく説明していきます。

ナチュラルターンとリバースターンの回転量について

「ヴェニーズワルツ」は、上の項で説明したように、LODを円で捉えて踊ります。そのため、ナチュラルターンとリバースターンの回転量で注意しなければならない事があります。

まず、ナチュラルターンはその6歩で、常に360度より少し回転量を抑えて踊らなくてはなりません。もし、キッチリ回転量360度で踊ってしまうと、円にカーブを描いて動けなくなり、右回転が連続していくうちに、フロアの外に飛び出して行ってしまいます!

次にリバースターンですが、その6歩を通して、常に360度より少し回転量を多くして、踊らなくてはなりません。オーバーターンしていかないと、左回転が連続して行った時に、回転量不足で円にカーブを描いて動けなくなります。さらに、コーナー付近や、フレッカールなどをするためにフロア中央に入って行く時は、よりオーバーターンする必要があります。なので、コーナー付近などで「何となく、リバースターン、キツイなぁ。」と感じる方は、気のせいではなく確かに大変なのです。

ナチュラルターンとリバースターンの動作について

まず、ナチュラルターンについて説明します。

踊りだす時にフロアの中央斜めに面して立って、第1歩目をLODに面して踊りだすことが重要です。これを間違えると、滑らかに踊れなくなってしまいます。「ワルツ」とは、立ち位置が違いますので注意してください。上の項でも説明しましたが、実際に踊るときは、回転量を少し抑えながら踊ります。

常に、ボディのスウィングを起こすために、男女共にスタンディングレッグを使っていきます。後退する内回りの人は、前進する外回りの人を上手く受け流します。そのためには、後退の1歩目で程よく足首、膝、股関節を緩め、相手の前進をはじかない様に深く受け止めつつ、その後、相手を自分の後ろに飛ばす感じです。前進の人は、右ボディをスタンディングレッグを使って、投げ出すようにして踊っていきます。

ライズ&フォールは、早く動くために、クイックステップのナチュラルターンと同じように、徐々にライズではなく、クイックライズです。(クイックステップのライズ&フォールについてはこちら⇒クイックステップを踊るコツ

気を付けなければいけないのは、内回りで後退から入る場合は、左足のフットワークはフラットのため、軽くフロアに接したまま右足にクローズします。男性の場合は6歩目、女性の場合は3歩目になります。

次に、リバースターンについて説明します。

リバースターンを始めるときは、壁斜めに面して立って、第一歩目をLODに面して踊りだします。「ワルツ」とは立ち位置が違います。上の項でも説明しましたが、少しオーバーターンをしながら踊っていきます。

ナチュラルターンと同じように、後退の内回りの人は、相手を上手く受け流して、後ろに飛ばして上げます。そのためには、右足に後退した時、相手をはじかないように、奥行きの深い後退が必要です。前進する人は、スタンディングレッグを使って左ボディを投げ出すように、踊っていきます。

ライズ&フォールもナチュラルターンと同じように、早く動くために、徐々にライズではなくクイックライズになります。

後退した足のフットワークもナチュラルターンと同じように、フラットでフロアと軽く接したままクローズします。

このように、ナチュラルターンとリバースターンの動作は、回転は逆ですが、似ていることがわかります。「ヴェニーズワルツ」のメインのステップになりますので、色々気を付けて踊ってください。

目次

まとめ

「ヴェニーズワルツ」は、中々、踊る機会がないかもしれません。しかし、中級者くらいになってきたら、チャレンジしてみて下さい。ステップがシンプルなだけに、技術と能力が試される踊りでもあります。「ヴェニーズワルツ」を練習すると、他のスタンダード4種目を踊る能力アップにもつながります。

今回は、「ヴェニーズワルツ」を踊るために必ず必要な基本的なテクニックを説明しましたので、参考にして踊ってみてください。踊ったことがある方も、この機会に適当になってないか確認して練習してみてください。

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この記事を書いた人

プロの社交ダンサーです。東京都の新小岩駅前にある「鈴木美代子ダンスアカデミー」所属です。
学んだ事を、ブログにしてお伝えすると共に、再認識する為にブログを書いています。
レッスンについてなどは、教室にご連絡ください。(03-3695-0873)

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