社交ダンス「ワルツ」をワンランクアップしたい方必見。スピンターンとアウトサイドスピンを徹底比較。

「ワルツ」を踊る時、スピンターンは必ずと言っていいほど、よく使われるベーシックステップです。「ワルツ」を習う場合、スピンターンは最初の頃に習うことになります。

※スピンターンの正式なステップ名は「ナチュラルスピンターン」と言って、ナチュラルターンの1~3歩目を含みますが、今回の記事では後半4~5歩のスピンターンの部分について、説明していきます。

スピンターンに対して、アウトサイドスピンはどうでしょうか。バリエーションステップと思っている方もいるかもしれませんが、アウトサイドスピンもベーシックステップです。経験者の方でも、アウトサイドスピンを使ったことがない、もしくは使っていても、何となく踊ってしまっている、という方が多いかもしれません。

スピンターンとアウトサイドスピンは、関連付けて合わせて覚えておいたほうが良いと、私は思います。なぜなら、この2種類のステップは「ワルツ」のベーシックの中でも、男性がピボットを行う、回転量の多い右回転のステップで、動作が似ているからです。

私の経験上、レッスンをしていると、スピンターンは踊る機会が多いために、皆さんある程度は理解しているのですが、アウトサイドスピンについては曖昧なことが多いです。そのため女性は、スピンターンのように、ステップしてしまうことが多いです。これは、男性がアウトサイドスピンを理解していないため、リードが曖昧であることも原因となります。

スピンターンのようになってしまうということは、動作として似ている、ということです。なので、スピンターンとアウトサイドスピンのそれぞれを理解して、踊り分けることが必要です。

では、スピンターンとアウトサイドスピン、それぞれの特徴と踊り方、そして共通点と相違点はどのようになっているのでしょうか。

一番分かりやすい特徴は、ステップ名があらわしているように、女性がインライン(相手の両足の間に前進)でステップするか、アウトサイドパートナーでステップするかです。

ここからは、スピンターンとアウトサイドスピンを比較しながら、詳しく説明していきます。

目次

スピンターンとアウトサイドスピンの特徴と踊り方を比較

ピンターンとアウトサイドスピンは、動作として似ています。おそらく、スピンターンからアウトサイドスピンは派生したように思われます。誰かが、スピンターンの動作を、偶然アウトサイドパートナーで踊ってしまったところ、うまくいったので流行りになってベーシックステップとして定着したのかもしれません。

ダンスには、このようにして、ちょっとした間違えや、他のカップルをよけるためにステップを臨機応変に変えてみたことなど、偶然から生まれたステップも多いです。その一例が、スピンターンとアウトサイドスピンなのではないでしょうか。

スピンターンとアウトサイドスピンの共通点。

  • スピンターン、アウトサイドスピンともに右回転のステップであること。
  • そして、男性が一歩目の後退する左足でピボットを行うことです。この時アウトサイドスピンの方が、身体を絞った状態で右足の延長線上に左足を後退させます(ダンス用語でいうと、CBMPに後退)。お互いの外側にいると、体が絞られますのでこの動作は自然に起きます。
  • アウトサイドスピンの回転量によってですが、続行するステップが同じです。

スピンターンとアウトサイドスピンの相違点。

  • まず一番の違いは、女性が最初の一歩をインラインでステップするか、アウトサイドパートナーでステップするかです。それが、その後のスピンターンとアウトサイドスピンの踊り方の違いと特徴に深く関連してきます。
  • スピンターンにおいては、男性がピボットを行う時、女性はピボッティングアクションという、ピボットが少しほどけたような動作になります。

    アウトサイドスピンにおいては、男性がピボットを行う時、女性はアウトサイドパートナーで前進のため、右回転は始まりますが、ピボッティングアクションは起こりません。
  • 女性のライズ&フォールが異なります。そのためステップも違ってきます。

ライズ&フォールは、スピンターンとアウトサイドスピンの動作や特徴に深く関係しますので、次の項で詳しく説明していきます。

スピンターンとアウトサイドスピンのライズ&フォールと動作の関連性

スピンターンとアウトサイドスピンのライズ&フォールは、男性は同じですが、女性は異なります。ライズ&フォールはステップと動作に関連していますので、とても重要です。

スピンターンの場合、男性と女性は同じで、2の終わりでライズです。なぜなら、男女それぞれ、ピボットとピボッティングアクションになるからです。そして、アップ、3の終わりでロァーとなります。

アウトサイドスピンの場合は、男性がピボットを行う時、女性はピボッティングアクションではないので、1の終わりにライズが始まります。そして、女性は2でライズが継続され、アップ、3の終わりでロァーとなります。

つまり、スピンターンにおいては、男性共にクイックライズ、そして、アウトサイドスピンにおいては、男性がクイックライズで、女性はグラジュアルライズということになります。

そのため、アウトサイドスピンにおいて女性は1歩目ので右足が前進した時にライズが徐々に始まっているので、2歩目の左足は右足にクローズし、ライズは継続されます。

スピンターンは一歩目が共にピボットとピボッティングアクションなので、フラットに行われ、2歩目でライズとなるため、女性の2歩目の左足はクローズではなく、右足の後ろ少し横、になります。続く右足は左足にブラッシュして斜め前になります。

ここが、一番間違いやすいところです。アウトサイドスピンにおいても、女性がスピンターンはのような動作を起こしてしまうのです。それは、男女ともに、上で、説明してきた内容が正しく行われてないことによって起きます。

男性のスピンターンとアウトサイドスピンは、ステップもライズ&フォールも、スピンターンと似ているのですが、女性のライズ&フォールの違いを意識してリードしなければなりません。

女性は、ステップもライズ&フォールも似ているようで、結構違いますので、意識して踊る必要があります。

まとめ

今回はスピンターンとアウトサイドスピンの関連性に、注目してみました。一見すると、全く異なるステップとしてとらえがちですが、よくよく考えてみると、共通点もあり、踊り方も似てます。しかし、異なる部分もあります。

スピンターンとアウトサイドスピンの共通点と相違点を理解して、動作を起こすことによって、それぞれのステップを正確に、特徴を捉えながら踊ることが出来るようになります。

是非皆さんも、もう一度スピンターンとアウトサイドスピンの踊り方を確認してみて下さい。そうすることによって、また違ったステップの関連性にも気が付くきっかけになり、踊りの質が上昇していくことも違いなしです。

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この記事を書いた人

プロの社交ダンサーです。東京都の新小岩駅前にある「鈴木美代子ダンスアカデミー」所属です。
学んだ事を、ブログにしてお伝えすると共に、再認識する為にブログを書いています。
レッスンについてなどは、教室にご連絡ください。(03-3695-0873)

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