初心者から上級者まで必見!社交ダンス、スタンダードにおける「ホールド」とは

「ホールド」という言葉を調べてみると、支えること、身体を一定の状態に保つことを意味して、フリークライミングや野球の用語としても使われます。

社交ダンスにおいては、男女の組み方を「ホールド」と言います。

社交ダンスにおいて、「ホールド」は踊る上で、とても重要です。ペアで踊るダンスですので、「ホールド」を通して多くの男女のリードとフォローが行われるからです。

「ホールド」って、いったい、どうすればいいんだろう( ̄▽ ̄;)?

手は、どこに置けばいいのかな?

初心者の方などは、最初は相手と組むだけでも戸惑ってしまうと思います。

経験者の方でも、パートナーと「ホールド」を通して、上手くつながるのは中々難しいです。

今回は社交ダンスの、特にスタンダードにおける「ホールド」について、詳しく説明していきます。

目次

「ホールド」の組み方

社交ダンスにおいて、男女の組み方を「ホールド」と言います。スタンダードにおいて「ホールド」を組むには、まず、それぞれがパートナーのに少し右側に立ちます。その上で、「ホールド」します。

男性の左手と、女性の右手の組み方

まず、下の写真のように、男性の左手と女性の右手が組みます。その時、親指は、(組み方①)の写真のように上下に重ねることも出来ますし、組み方②の写真のように組むことも出来ます。ちなみに私達は、②の組み方をしています。

組み方①
組み方②

男性の左手と女性の右手を組むときに、ただお互いの手を出すだけではありません。男性はボディを引き上げ、背筋を広げて、背中からのつながりを意識してアームを出します。女性もボディを引き上げ、バストが少し上を向くような感じで、胸椎の角度をつけ、背中からのつながりを意識してアームを出します。

男性は主に小指と薬指で女性の手首の辺りを引き上げています。女性は中指がフックのように男性の手に軽く掛かっている感じです。お互い手をギューッと強く握りすぎないようにします。そして、2人のバランス関係が重要ですので、引っ張ったり、押しすぎたりし過ぎないようにします。

男性の右手と女性の左手の位置

下の写真①のように、男性の右手は女性の左肩甲骨の少し下に、女性の左手は男性の右肩の少し下に位置します。女性の左手は、ただ置いてあるだけではありません。指先から男性に向けてテンションを与えます。

男性は右手の指先に意識を持ち女性の肩甲骨辺りを引き上げます。その時、右手首もテンションを持ちます。指先の意識を忘れると、手がプラプラして、女性をうまくリードすることが出来なくなります。

①「タンゴ」以外の組み方
②「タンゴ」の時の組み方

「タンゴ」においては、②の写真のように、女性の左手が男性の右わきの下に位置します。この時、男性に向けたテンションがないと、手が下がってしまいますので、注意が必要です。

「ホールド」する時、意識すること

では、「ホールド」をする時の、注意点や、意識しなければいけないことを、詳しく説明していきます。

「ホールド」は固めない

実際にダンスを見ていると、上級のダンサーの踊りはカップルの「ホールド」が全く歪まないで、様々な動作を美しく踊りこなしていきます。初級の方など、それを見てよく勘違いしてしまうのは、「ホールド」が歪まないように、するためにアームを固めてしまうことです。

どのような動作をしていても歪まない美しい「ホールド」は、ボディの動作とつながったアームが自然な運動を常に行うことによって可能になります。アームを固めて「ホールド」を強くするのではなく、常に動作に合わせて、動き続けることによって、柔軟で、カップルのつながりの強く、美しい「ホールド」を行うことが出来ます。

ボディのコンタクト

「ホールド」する時に忘れていけないのは、身体からくるボディのコンタクトです。これは、ただお互いのボディを押し付けているわけではありません。

男性は、腹筋を引き上げ、背筋を使えるように背中を広げて、身体で女性をを包み込むようにしてボディコンタクトします。そうすることによって、女性が動作を起こしたり、美しいラインを出すことがスムーズなります。

女性は相手にボディを与えることによって、相手を利用してより動作がスムーズに出来るようにします。相手を利用するとより美しいラインを出すことも出来ます。

男性、女性共に、相手とつながりのある動作が起こせるような、ボディコンタクトが、「ホールド」をする時には必要です。

ポイントとしては、「クローズドポジション」の時、お互いのあばら骨の右下辺りを接点にすると、コンタクトしやすくなります。
※「クローズドポジション」とは社交ダンスにおいて、男女が向かい合った基本のポジション。

足元の方向性

もう一つ忘れてはいけないのは、足元の方向性です。カップルで踊るわけですから、足の指先からの延長線は自分の真下ではなく、お互いに相手の方へ向けられます。

それによって「ホールド」した時にカップルが花束やパフェグラスのような、円錐形の美しいライン作ることができ、動いた時に二人のローテーションがスムーズになります。

このように、身体の動作とつながりを持った柔軟なアームと、身体からのコンタクトと、足元の方向性を意識しながら、「ホールド」することによって、リードとフォローが的確になり、より良いダンスが踊れるようになります。

まとめ

「ホールド」が上達すれば、パフォーマンスが飛躍的に向上します。ペアで踊る社交ダンスにおいて、リーダーとパートナーの動きをつなげる重要な役割があるからです。

「ホールド」する時は、ただ手や腕を組むということではなく、それぞれが自身のボディのトーンを保ち身体全体のつながりを意識してアームを出します。そして、相手とのボディのコンタクトや、足元の方向性なども意識しつつ、「ホールド」します。

そのようにすることによって、男女共に、自分の形だけの相手に響かない「ホールド」にならないように、注意してください。

お互いに相手が生かされるように「ホールド」して踊ることが大切で、それこそ社交ダンスの原点であり、醍醐味だと思います。「ホールド」が上手くいくと、ますますダンスが楽しくなりますよ!

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この記事を書いた人

プロの社交ダンサーです。東京都の新小岩駅前にある「鈴木美代子ダンスアカデミー」所属です。
学んだ事を、ブログにしてお伝えすると共に、再認識する為にブログを書いています。
レッスンについてなどは、教室にご連絡ください。(03-3695-0873)

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