初心者から上級者まで必見。社交ダンス「ワルツ」の特徴と踊るコツを徹底解説。

社交ダンスを本格的に始めると、多くの方が最初に覚えるのが「ワルツ」です。音楽としての「ワルツ」は社交ダンスを知らない方でも、耳にしたことがあると思います。そのため馴染みがあり、ダンスとしても取り組みやすいからかもしれません。

では、社交ダンスとしての「ワルツ」はどのような踊りなのでしょうか。そして、何を意識して踊ればよいのでしょうか。

「ワルツ」って聞いたことはあるけど、どんな踊りだろう?

「ワルツ」を習ってるけど、どうしたら上手く踊れるのかな・・・

社交ダンスにおいて「ワルツ」は、ゆったりとした3拍子に合わせて踊るスローワルツです。身体の上下運動(ライズ&フォール)を起こしながら、振り子のように身体をスウィングさせて踊ります。

「ワルツ」は、3拍子のカウント1・2・3ライズ&フォールスウィングが密接に関係しながら、踊られます。これらは、とても基本的なことで初心者の方にとって重要なことでありますが、同時に上級者の方にとっても重要で常に意識して踊らなければなりません。なぜなら、身体の使い方、音楽のとり方の基礎の部分だからです。

ここからは、社交ダンスにおける「ワルツ」の特徴と踊り方を、詳しく説明していきます。

目次

社交ダンスにおける「ワルツ」の特徴と踊り方

こちらが、元世界チャンピオンのカップルによる、実際の「ワルツ」のダンス動画です。「ワルツ」のイメージを作る、参考にして下さい。

元世界チャンピオンのアルナス・ビゾーカス&カチューシャ・デミドヴァによる「ワルツ」

「ワルツ」はゆったりとした3拍子のスローワルツ

一般的に「ワルツ」というと、テンポの速い曲やゆっくりとしたものまで様々ですが、社交ダンスにおいて「ワルツ」は、3/4拍子のテンポがゆったりしたスローワルツを指します。

社交ダンスには「ワルツ」と区別して「ヴェニーズワルツ」という種目もあります。こちらは速いテンポの3拍子で踊られ、上級者向けです。

「ワルツ」はテンポがゆったりしているスローワルツだからといって、踊りがノロノロするわけではありません。ステップのきっかけはスタンディングレッグ(体重がのっている方の脚)を使って瞬発的に行います。

その結果として、ゆったりとした大きなスウィングで踊ることができます。これは、一つのステップをする度に行われるため、踊っている間は常に意識が必要です。実際に踊ってみると、上手くスタンディングレッグを使っていかないと、曲に遅れて、追われてしまうくらいです。

社交ダンスではカップルで踊りますので、スタンディングレッグを使うタイミングを、二人で合わせて使う練習をして、大きなスウィングでゆったりとした「ワルツ」を踊ってください。

「ワルツ」におけるライズ&フォール

ライズ&フォールとは社交ダンスにおいて、足(foot)、脚(leg)、およびボディで行う上下運動のこと。
※上昇だけを指すときはライズ、というが、下降だけを指すときはフォールと言わずに、ロァーとなる。

ワルツ」のライズ&フォールの一番の特徴は、徐々に上昇(グラジュアル・ライズ)することです。ワルツのベーシックステップの多くはグラジュアル・ライズです。

徐々に上昇する(グラジュアル・ライズ)と区別して、一気に上昇することを(クイック・ライズ)と言います。

「ワルツ」のカウントは1・2・3です。例えば「ワルツ」の代表的なステップ、ナチュラルターンの場合、1の終わりで上昇(ライズ)が始まって、2・3へ上昇が継続されていきます。そして3の終わりで下降(ロァー)が始まります。

そのようにライズ&フォールを行うことによって、放物線を描くスウィングが起こせます。

振り子のようにスウィングする

ワルツ」は身体を振り子のように、スウィングしながら踊るダンスです。では、スウィングはどのように起こしたらよいのでしょうか。

例えるなら、ブランコに立ち乗りして漕ぐような身体の使い方です。スタンディングレッグを使って足元から身体を振っていくようにします。

その時、ブランコから飛び降りてしまうような運動の起こし方ではいけません。振り子のような放物線が描けなくなってしまいます。あくまでも、ブランコを立ち漕ぎする感じです。

そして少し難しいのですが、ブランコがぶら下がっている支点は移動していきます。

なぜなら「ワルツ」はフロアを移動していくムービングダンスだからです。支点が移動するブランコで、立ち漕ぎする感じが理想的です。

「ワルツ」の音の取り方

「ワルツ」を踊る様々なテクニックに深く関係してくる最も需要なことが、音の取り方です。ステップがただ音楽に合ってるだけでなく、「ワルツ」の音楽にふさわしい音の取り方で、身体を動かしていかなければなりません。

「ワルツ」において、音は点で取るのではなく、幅で捉えます。(他の社交ダンスの種目も同じです)

音の取り方については、次の項で更に詳しく説明していきます。

「ワルツ」における音の取り方、踊り方

「ワルツ」は1・2・3と三拍子ですが、いつのまにか多くの方が大きく間違ってしまうのが、日本語方式で音を取ってしまうことです。

どういうことかというと、実際に日本語で1・2・3と声に出してみて下さい。その後、英語でOne・Two・Threeと声に出してみて下さい。英語の方が音に幅を感じないでしょうか?

歌を日本語と英語で歌っても、同じことが言えると思います。日本語の歌だと基本一音に一文字、英語だと一音に何文字も入ります。

それが、社交ダンスにも当てはまります。社交ダンスは海外から来たダンスですので、日本語方式だと、踊り方が違ってきてしまいます。

「ワルツ」において、ステップした足の位置で1・2・3と音を捉えてしまうと、動きが点になってしまいます。そうではなくステップした足は支点となり、その上を通過していくボディーの動きの幅で音を捉えていきます。

そうすることによって動作に幅がでて、音楽の流れを表現することが出来ます。

「ワルツ」の場合、カウント1がポイントです。カウント1は放物線の底の部分です。三角錐の角ではないので、点ではなく上昇していく曲線です。ここで多くの人が点で音を取って、一回しゃがんだ状態になってしまうので要注意です。言葉にするとカウント1の時は、「イチ」ではなく「ワァーーン」って感じです。

例えば、ナチュラルターンにおいては
先行歩のカウント3でロァーしていって、1で徐々にライズが始まって2~3とライズが継続され頂点に達し、3の終わりでロァーします。その間、常に音を幅で捉えながら動作を起こしていきます。そうすることによって初めて、動いた軌道が一つの大きな放物線を描くスウィングになります。

私も最初は、この日本式と英語式の音の取り方の違いによって、踊り方が変わってしまうことが分かりませんでした。また、頭で理解しても、なかなか身体をそのように使うことが出来ないで苦労しました。

しかし、音を幅で捉えられるようになると、「ワルツ」がとても踊りやすく、音楽にも乗れるようになりました。これは、「ワルツ」に限らず、社交ダンス全般に同じことが言えます。

英語の歌が正しい発音で歌えると魅力的なように、ダンスも正しい音の取り方で踊れると魅力的で質の高い「ワルツ」が踊れます。

まとめ

「ワルツ」は、大きなスウィングを起こしながら踊るスローワルツ。そのためには、正しいライズ&フォールとスウィングの起こし方、そしてそれらを可能にするのは、正しい音の取り方です。やはり、ダンスなので、音楽は最も大切です。

ぜひ、これらの特徴を意識して踊ってみてください。特に、音の取り方は一番重要です。きっと、一味違った「ワルツ」が踊れますよ。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

プロの社交ダンサーです。東京都の新小岩駅前にある「鈴木美代子ダンスアカデミー」所属です。
学んだ事を、ブログにしてお伝えすると共に、再認識する為にブログを書いています。
レッスンについてなどは、教室にご連絡ください。(03-3695-0873)

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる